2人目 妊娠 赤ちゃん返り

2人目の妊娠と赤ちゃん返り

2人目を出産すると、上の子が「赤ちゃん返り」するケースが多くあります。 そして赤ちゃん返りとは、文字の通りではありますが、子供が赤ちゃんに戻ったような行動をとることを言います。

2人目が産れると、どうしても親や周囲が、下の子の面倒を見たりと、下の子に集中してしまうため、上の子は寂しいと感じてしまっているのです。
そのため、赤ちゃんのような子行動をとれば、自分もかまってくれると思い、赤ちゃん返りをしているのだと思います。
では、赤ちゃん返りをすると、どのような行動をするのかを少し紹介します。
・ママにくっついたり、甘えたりする
・1人で出来る事でも、ママにやってもらおうとせがむようになる
・わがままに思える言動が多くなる
・おねしょなどをするようになる
・自分の話を聞いてほしくて、人が話していても自分をアピールしてくる
・おっぱいを飲みたがったりする


個人差がありますが、このような行動をとることが多くなるのです。 これ以外の行動をする子供もいるかもしれませんが、これらが一般的に見られる行動です。

赤ちゃんと争うかのように、赤ちゃんがおっぱいを飲んでいれば、おっぱいを飲みたがったり、ベビーカーに乗っていれば、乗りたがったりなどするのです。 また、赤ちゃんばかりをかまっていると、その怒りを赤ちゃんに向けることもあり、大人から見たら、赤ちゃんにただ乱暴しているだけに見えますが、実は上の子は複雑な状況に陥っていることが多いのです。

悪いこともしっかり理解していても、怒られるのを承知で行動にうつしたりしてしまうこともあるのです。 親からしたら、お兄ちゃんお姉ちゃんになったから、しっかりしてもらいたいと思っているかもしれませんが、子供からしたら、まだかまってもらいたい年齢でもあるので、仕方ないことなのです。

なので、これらは全て赤ちゃん返りの症状であることを理解して、頭ごなしに起こるというのは控えたほうが良いでしょう。

また子供は、不安やストレスから、赤ちゃん返りをしたりすることが多いですし、赤ちゃん返りをしている時は、親が感じるストレスを敏感に察知します。

そして親を困らせていることに不安になっているので、一緒に乗り越えるという気持ちを持ち、態度で表してあげると、安心することが出来ると思います。 ストレスは体にとっても良くはありませんから、注意しなくてはいけません。

では赤ちゃん返りをした子供に対して、どのように対応してあげればいいのか見ていきましょう。 赤ちゃんが出来ると、どうしても下の子ばかりに目が言ってしまいますが、そうなってしまうと上の子はとても寂しく感じてしますし、自分が嫌われているのではと思うことがあります。

そのため親は、2人共同じくらいに大切で愛していることを言葉だけでなく、行動でも示してあげるといいですし、そのようなことをしてあげると、子供も少しずつ落ち着きを取り戻すことが出来るかもしれません。

またよく「お姉ちゃん・お兄ちゃんだから~」というような言葉を使ってしまうかもしれませんが、逆効果になってしまうので控えた方が良いでしょう。 このような言葉を使ってしまうと、だったら赤ちゃんの方がいいと思い、赤ちゃん返りしてしまうのです。

そうではなく、「さすがだね」などの言葉を上手く、ストレスを与えないようにして、たくさん甘えさせてあげましょう。


不安に思うことが減っていくと、下の子にも優しくすることが出来るようになるかもしれません。

赤ちゃん返りをすると、わがままになったなとか、言うことを聞かなくなったと感じてしまうと思いますが、子供はまだ自分で言葉にしたりすることが得意ではないので、言葉に出来ないサインを送っていることに気づいてあげなくてはいけません。

また赤ちゃん返りが落ち着いてくると、成長したように感じます。 だからといって全てに納得しているという訳ではなく、何かを我慢している子供の方が多いと思いますので、成長したことがあれば、大げさくらいに褒めてあげるようにしたほうが良いでしょう。

2人目が出来ると、赤ちゃん返りをしてしまうという子供の方が多いので、赤ちゃん返りをしたなと感じたら、話を聞いてあげるようにしたり、上の子との時間を少しでもいいので作ってあげると、上の子も親からの愛情を感じることができ、安心することが出来ると思います。 赤ちゃん返りをすることは決して悪いことではありませんから、怒るのではなく、しっかりと対応してあげる必要があるのです。

毎日忙しいので、「時間なんか作れない」と思ってしまう人もいるかしれませんが、下の子が寝た時に少し一緒に遊んであげるようにしたり、話を聞いてあげるようにしたりなども効果があると思いますし、休日はパパもいると思うので、少し赤ちゃんをパパに見ててもらい、上の子と触れ合う時間を作ってあげるようにして見るといいかもしれません。

このようにしっかり対応をしてあげて、ゆっくりでいいので安心させてあげましょう。 少しでもママと触れ合うことが出来れば、それだけでも嬉しく感じてくれるので、やってみてはいかがでしょうか。

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