子供 イヤイヤ期 対処方法

子供のイヤイヤ期の対処方法について

育児をしていて私たち親を悩ませるのが「イヤイヤ期」だと思います。 「魔の2歳児」という言葉を聞いたことがあると思いますが、この時期は何に対しても「イヤ」と言い、泣いたり暴れたりするので、親はとても大変ですし、困ってしまうことが多くなります。

2歳の頃は、感情や思考、表現などの内面的な物と個性が作られる時期なのです。
そのため、自己主張が強くなって、本格的なイヤイヤ期に突入してしまうのです。

自分の思い通りにならないことが多くなり、コントロール出来ないので、イヤイヤがドンドン表に現れてくるのです。 だからと言ってイヤイヤ期がずっと続くという訳ではなく、3歳~4歳になると徐々にイヤイヤが減っていきます。 3歳くらいになると、言葉を理解する力が高くなり、コミュニケーションを取ることが出来るので、イヤイヤが減っていき、4歳くらいには終わることが多いのです。 ですが中には、イヤイヤ期が無かったという人もいれば、4歳でイヤイヤ期が終わらなかったという子供もいるので、イヤイヤ期には、個人差があると考えておくといいでしょう。

ではどうして何に対してもイヤになってしまうのかについてですが、それにもいくつか理由があるのです。

1つ目は、言葉が未熟だからです。
自分の気持ちを伝えたいけど、まだ言葉にして伝えることが上手く出来ないので、イヤという言葉で表現していることがあるのです。

2つ目は、自分の思い通りにならないからです。
自分がやりたいことがあっても、それが上手く出来ないなど、自分の思い通りにならない時に、イヤとなってしまうのです。

3つ目は、かまってほしいからです。
親にかまってほしいけど、何かをしているとかまってもらえないので、「イヤイヤ」と言って、気を引こうとしていることがあります。

4つ目は、体調が悪い時です。

寝不足であったり、疲れていたり、体調が悪い時は、気持ちをコントロール出来ず、イヤイヤとなってしまうことがあります。 これらの理由が考えられますので、どのイヤイヤなのかを少し考えてあげることが大切だと思います。 では次にこのイヤイヤ期をどのように対処していけばいいのかを見ていきましょう。 ●頭ごなしに怒らない
イヤイヤ期に「ダメでしょ」「やめなさい」となんでもかんでも怒ってしまうと、子供は「否定された」、「自己主張しちゃいけないんだ」と思ってしまい、大きくなってから自己主張が上手く出来ない子供になってしまう可能性があるので、頭ごなしに怒るというのは絶対にやめてください。

●子供が好きなぬいぐるみなどを使う
子供には好きなぬいぐるみがあると思うので、それらになりきり、子供に話しかけてあげると、話を聞いてくれる可能性が高いので、親が直接言うのではなく、ぬいぐるみなどを使った方が効果的だと思いますので、試してみてください。

●選択肢を出してあげる
イヤイヤ期は自己主張が強くなっているので、親がいくつかの選択肢を出して、子供自身に選ばせてあげると、子供も答えやすいですし、自分で選んだことなので、納得できます。

●イヤイヤを理解してあげる
親からしたら、イヤイヤしていることに理解出来ないかもしれませんが、理解をしてあげて共感してあげると、イヤイヤが爆発することが減るかもしれません。

●イヤイヤが過ぎるのを待つ
手を付けられないと言う時が、あると思いますが、そのような時に親が怒ってしまうと、イヤイヤがもっと爆発してしまう可能性があるので、子供と距離を置き、イヤイヤが少しおさまるのを待ったほうが良いでしょう。

このように子供のイヤイヤ期を上手く対処していくといいかもしれません。 ですが対処しても、イヤイヤがおさまらなくて、怒り過ぎてしまうこともあると思います。 もしも怒りすぎてしまった時には、子供を大切に思っていることも、言葉と行動で表してあげましょう。

私も子供を2人育てて、イヤイヤ期がありました。 本当に何に対しても「イヤイヤ」言うので、どうしたらイヤイヤ言わないんだろうと悩んだことも何回もありましたが、何をしてもダメな時は、少し放っておくと、自分で落ち着いて近づいて来たりするので、放っておくというのも1つの手かもしれません。

外出している時は、周りに迷惑がかかってしまうので、しっかり対処しなくてはいけませんが、家であれば放っておいても大丈夫です。 イヤイヤ言う時に、毎回付き合っていては親も大変ですから、たまには放っておくといいかもしれません。

またイヤイヤ言われるのが嫌で、物を買ってあげたりなど、物で釣るということがあるかもしれませんが、そういてしまうと子供は、泣けば何かを買ってもらえると勘違いしてしまうので、辞めた方がいいと思います。

イヤイヤ期は本当に大変なことが多いですが、子供が1度は通る道なので、頑張って上手く付き合っていきましょう。 イヤイヤが酷い時は、何に対してイヤイヤになっているのかを考え、それに合った対処をしていくと少しは解消出来るかもしれません。

また過剰に怒ってしまうと、自己主張が上手く出来ない子になって大きくなってから大変なことが増えてしまうので、子供のためにも過剰に怒らないように心がけてください。

↑ PAGE TOP